ダウンジャケット(化繊綿含む)が汚れた場合や、シーズンが終わり片づけ前のメンテナンス等に、ご自宅で洗濯する方法です。
初めてで不安のある方は、ご自宅に眠っている着古したダウンアイテムで試し洗いをしてみてください。
汚れを落とす方法(汚れのひどい箇所:フロントジッパー辺り、袖口、首周り)
- 洗面器にぬるま湯(30°C以下)8:洗濯用液体洗剤(中性洗剤) 2の割合で洗浄剤を作ります。
- 食器洗い用の柔らかいスポンジに染み込ませて、汚れのひどい箇所を優しく洗ってください。※ゴシゴシせず、軽く撫でるように。
全体を洗う方法
- 大きめの容器(浴槽やたらいなど)にぬるま湯(30°C以下)を張り、指定された割合のダウンクリーナー(※注01)を溶かします。
- ウエアのファスナーを締めてからお湯に浸し、優しく手で押し洗いします。その際、持ち上げたり、強く絞ったりすると生地や系の映損につながりますので優しく作業をしてください。
- その後、溶かした溶剤を流して、本体のすすぎに移ります。洗剤がウエアに残らないよう十分にすすぎを行います。
※注01:NIKWAX(ニクワックス)等
※ドライ表記がある場合はNIKWAXでの洗濯は出来ません。
※洗濯用液体洗剤(中性洗剤)でも構いません。
すすぎの方法
- シャワー等で全体的にぬるま湯をかけながら、両手、フード、腰部分を畳み軽く上から押さえつけると、衣服内の洗剤が出てきます。
- これを4、5回ほど繰り返して、洗剤がウエアに残らないよう十分にすすぎを行います。(押さえつけても泡が出てこなくなれば大丈夫です。)
脱水方法(重要)
- 洗濯機を使って脱水を行います。(約6〜10分程)時間は短くても十分に水分を取り除くことができ、生地の傷みも避けられます。
- 脱水をしっかりする事で乾かす時間も減らせます。(撥水も少し戻ります。)
乾燥方法
- その後、自然乾燥をする場合は風通しの良い日陰で平干しをしてください水分を吸収しやすいコットン生地を下に敷くと良いです。
- 途中に手で叩くように偏りを直し、ダウンをふんわりとさせるように心掛けます。
- 乾燥機を使う場合は、温度は「低温」に設定してください。(約10分程ですが、その間3~5回ほど乾き具合を確認して下さい。入れっぱなしにしておくと接着部分が取れたり、ジッパー等の素材で生地が溶けたりしますので、ご注意ください。)
- この場合に途中で何度か取り出してウェアを叩くと内部のダウンがもみほぐされ、よりふっくらと仕上がります。
- 乾燥完了の目安は、ポケット内部が乾きましたら完了です。
※洗濯の際は、洗濯指示表記になるべく沿って行ってください。
特に乾燥の場合、タンブル乾燥が禁止されているダウンに関しては乾燥機での 乾燥を避けてください。
タンブル乾燥:ドラムを回転させながら熱風を当てる乾燥法
店頭でもご相談は受け付けておりますので、お気軽にお申し付けください。
不安な場合は無理をせず、お近くのクリーニング専門店にお願いしてください。




